お金を置く場所を考える~お金の基礎知識~

貯金の基礎知識

お金の基礎知識として、お金の置く場所を考えることも、とても大切です。

私も貯金ゼロからはじめて、少しずつお金の知識をつける中で、ファイナンシャルプランナーの資格を取るほど、お金について考えるようになりました。

今回はお金置く場所によって、お金の価値が大きく変わる、そのポイントを2つ説明したいと思います。

ポイントは

①お金がお金を稼ぐ

②インフレとデフレ

この2つをしっかりと理解することです!

①お金がお金を稼ぐ

毎月の収支バランスが取れてくると、少しずつでもお金が貯金できるようになってくるはずです。そのお金は、どこに置いておくのがいいと思いますか?

せっかく頑張って頑張って貯めたお金を少しでも利息のいい銀行などに預けて増やしたいと思う方が多いのではないでしょうか

お金の置き場所は大きくわけると3つです。

①タンス預金

②銀行

③国債や投資信託、株

まずは3つのお金の置き場所、それぞれのメリットデメリットについて知り、上手に使い分けることが大切です!

 

お金の置き場所①タンス預金のメリット・デメリット

メリット・いつでも手数料などかからず使うことができる。

手元にお金を置いてあるので、いつでもどんな時でもすぐ使えますし、ATM利用手数料がかからず、わざわざ銀行まで出向く必要もありません。

メリット・国に個人の資産を把握されずに管理ですきる。

2021年をめどに預金口座にマイナンバー登録義務化が検討されています。そうなれば国は金融機関に預金している個人の資産保有額を把握できることになります。

しかし、タンス預金はマイナンバーに紐づけられないので、国に資産を知られたくない方にとってはメリットでしょう。

 

デメリット・盗難や災害に弱い

タンス預金の場合、火災や地震、水害、それに盗難などで無くなってしまうリスクがあります。火災保険では現金は残念ながら保障の対象外です。

デメリット・インフレに弱い

インフレについては後程詳しく説明しますが、インフレによってお金の価値が目減りする可能性があるので、タンス預金ではいつの間にかお金の価値が半減してしまうかもしれません。

 

お金の置き場所②銀行のメリット・デメリット

メリット・お金を安全に保護できる。

災害や盗難のリスクからお金を守ることができ、自宅に保管しておくより安心してお金を持つことができます。

メリット・流動性がいいので、現金を下ろしたい時に下せれる

銀行預金はATMに行けば、自由に下ろすことができ、いつでも手元で使うことができます。

メリット・銀行預金は基本的に元本割れがないので、現金が減ることがない

リスクのない預け先として銀行は、元本が保障されている場所です。

 

デメリット・銀行倒産のリスクがある

もし預け先の銀行が倒産しても、ペイオフという制度で1,000万円までは保障されていますが、1,000万円以上は保障はありません。

デメリット・引き出すのに一定の手数料がかかることがある

時間外にATMで引き出す際には、一定の手数料がかかります。この手数料もチリも積もれば大きな金額になります。

デメリット・お金がほとんど増えない

現在(2020年)、超低金利の時代です。普通預金の金利は0.001%。100万円を1年預金しても10円しか利息はつかず、銀行に預けていてもお金はほとんど増えません。

お金の置き場所③国債や投資信託、株のメリット・デメリット

メリット・銀行の利息よりは増える可能性が大きくある

0.001%の銀行の普通預金に比べれば、投資信託や株は大きく資産を増やすチャンスがあります。

メリット・投資信託は初心者や少額からスタートできる

投資信託は月100~1000円から始めることができます。税金が優遇されるNISAの制度もあるので、それを利用すれば更にリスクを減らして始めることができます。

 

デメリット・元本保証ではないので減るリスクがある

元本保証がないのが、一番のデメリットではないでしょうか。株はもしかしたら紙切れになってしまう可能性だったあります。

デメリット・流動性が悪い

資金が必要になった時、もし売り手がすぐに見つからなければ、即座に下ろすことができない可能性があります。

タンス預金、銀行、投資信託の3つを比較した時にタンス預金にはデメリットが大きいので、タンス預金はお金の置き場所としてはおすすめできません

銀行は普段使うお金を預けておくメリットはありますが、一定の貯金ができてきたなら、全然増えない銀行に置いておくのはもったいないです

国債、投資信託、株はリスクはありますが、お金がお金を稼ぐ方法として1番有効です。

お金を置く場所として、一定の貯金が確保できたら、まずは初心者でも少額からチャレンジできる投資信託から初めてみましょう。

 

②インフレとデフレ

インフレとデフレの意味は学校でも習ったことなのでご存じの方も多いと思います。

でもこのインフレとデフレがもたらすお金の価値の変化を理解すると、よりお金を置く場所が重要なんだと分かります。

 

この絵のように100円で買えていたリンゴが、200円に値上がりしたら、モノの価値が上がり、お金の価値が下がる。これをインフレ。

100円で買えていたリンゴが、50円に値下がりしたら、モノの価値が下がり、お金価値が上がる。これをデフレ。

今の100万円は、将来もおなじ100万円の価値があるとは言い切れないということです。

 

10万円で買えたブランドバッグが、5年後に12万円になっていたとします。

もし10万円のお金を銀行に置いたいたら、現在の銀行の利息では、10万円で買えたはずのカバンは買えなくなってしまうのです。

つまり5年で10万円を12万円に増やす努力をしないと、お金の価値が勝手に下がってしまうんですね。

「お金がお金を生んでくれるような場所」

そんな場所にお金を置くことも必要だと、お金の基礎知識としてよく理解しておいてください!

 

 

 

 

 

 

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